無意識にしてしまうクセにはいくつかありますが、実はそれが体からのSOSの場合もあります。
今回は、食べたいものに偏りが出てしまった際に考えられる症状について環境スペースが解説しましょう。
■飴をバリバリと噛んでしまう人は・・・
飴を食べるとすぐに噛んでしまう、バリバリと食べるのが好き、という人を見かけたことはありませんか?
単純なクセや嗜好、ストレスという場合もありますが、貧血の可能性も。
貧血といっても症状がいくつかあり、なかには異食症を引き起こす鉄欠乏症貧血というものもあります。
鉄欠乏性貧血は鉄剤を摂取すると改善しますが、どれくらいの期間で治るのかは人によって異なります。
月経のある女性の場合は、短期間の間に改善と発症を繰り返すなども起こりうるので、バリバリと食べるのをやめられないという場合は、病院を受診してみるといいかもしれません。
■「無性に○○が食べたい」は栄養不足が原因かも?
鉄分不足によって飴や氷をバリバリと食べてしまうという症状は、比較的わかりやすいですが、なかには判別がしにくいものもあります。
栄養不足が原因で起こる「無性に○○が食べたい」という症状をいくつかみていきましょう。
・「甘いもの」ならたんぱく質不足
疲れがたまると無性にチョコレートやアイスクリームなど甘いものが食べたくなりますね。
これは脳が栄養素である糖を欲しているからということもありますが、たんぱく質が不足しているせいかもしれません。
卵や大豆、乳製品などのたんぱく質を意識して取ってみてください。
・「油っぽいもの」ならカリウム不足
ポテトチップスやフライドチキンなどの脂っこいものが食べたくなったら、カリウム不足を疑ってみましょう。
カリウムが不足すると体が水分を溜め込むようになり、油分がほしくなるそうです。
カリウムはリンゴやバナナといったフルーツや納豆などにも多く含まれていますよ。
・「辛いもの」なら亜鉛不足
無性に辛いものが食べたい、激辛でも全然平気という場合は、亜鉛不足による味覚障害が起きているおそれが。
亜鉛は髪や肌の栄養素でもあるので、放っておくと髪がパサついたり肌荒れを起こしやすくなったりします。
亜鉛はカキやタラコ、赤身肉やナッツ類などに含まれていますが、日常的に摂取するのは難しいです。
サプリメントなどを上手に活用するといいでしょう。
「無性に○○が食べたい!」「食べ始めると止まらない」というものがある場合、もしかすると栄養不足かもしれません。
放っておくと健康に影響が出てしまうので、栄養バランスを意識した食事を心がけてくださいね。