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眠くないのにあくびが出る…病気が隠されているかも!?

それほど眠気を感じていないのに、あくびが止まらない・・・。
そんな人は、もしかしたら脳が酸欠状態になっているかもしれません。
あくびは睡眠不足による眠気や、体の疲れだけが原因ではないとか。
頻繁に出るあくびには、重大な病気が隠されている可能性があります。
今回は環境スペースが、あくびが止まらない原因について調べてみました。


■あくびの原因は脳の酸欠!?

あくびをする理由は、はっきりと分かっていません。
口を大きく開けることで脳を覚醒させる効果もあり、眠気を解消しようとする生理現象としても考えられます。
また、古くからいわれているのは、脳が酸素不足になったため大量の酸素を取り込もうとするのがあくびだという説です。
特に眠気も疲れも感じていないのにあくびが頻繁に出る場合は、脳の酸欠が原因かもしれません。

 


■酸欠状態の原因は?

屋外の酸素濃度は、通常であれば20.9%以上です。
ところが、窓を閉め切った部屋の中では20.6%、狭い部屋に人が密集していると20.0%程度まで酸素濃度が低下するといわれています。
車の中で窓を閉めていれば、もっと酸素濃度は低くなりますね。
人が多いオフィス、満員電車の中や長時間のドライブでは、脳が酸欠状態になりやすい環境になっていると言えるでしょう。
緊張でも呼吸が浅くなり、酸欠の原因になります。
時々深呼吸をしたり、ストレッチをしたりして気分転換してくださいね。


■病気のシグナルかも!

置かれている環境の酸素濃度のほか、体質や病気によっても酸欠状態になることがあります。
貧血気味の人、起立性低血圧の人は、脳へ運ばれる酸素の量が低下してしまいます。
大きく息を吸い込めば多くの酸素が取り入れられるため、血液中に不足している酸素の量を補うために何度もあくびを出そうとしている可能性があるでしょう。
脳卒中心筋梗塞など、重大な病気が原因で脳への酸素供給量が不足する場合もあります。


■酸素濃度を測ってみよう!

健康な人の体は、血中酸素濃度が97%前後であるといわれています。
94~95%では酸欠状態になり、100メートルを全力で走った直後のような息苦しさを感じるでしょう。
この状態が続くと、疲れやすくなったり眠気やだるさを感じたりします。
さらに脳へ送られる酸素の量が低下すると、目がかすむ、頭痛がするなどの症状が出始め、最終的には脳や目の病気などのリスクも高まり危険です。
どれだけ寝ても眠気が取れずあくびが出続ける人、息苦しさも感じる人は医療機関で酸素濃度を測ってもらうと良いでしょう。
肺の疾患が隠されてい場合もあるので、気になる人はぜひ早めに受診してくださいね。


脳梗塞心筋梗塞で緊急搬送された人のなかには、「何日か前から生あくびが止まらなかった」と話していた人もいたそうです。
他にも手のしびれや頭痛などがあったら、すぐに医療機関を受診しましょう。