健康や美容にも良いとされている食べ物って、たくさんありますよね。
意識高い系のモデルがSNSにアップすれば、日本のOLがすぐ買いに行って、女子高校生が食べればブームになる…
そんな時代です(笑)
今回は最近キレイになれるドライフルーツとして話題の食材「デーツ」について、環境スペーススタッフが調べてみましょう。
■「デーツ」って?
デーツは、「なつめやし」とも呼ばれています。
エジプトやイランなどの中東の国では一般的な果物で、古くから貴重な栄養源として大切にされてきました。
カロリーが高いため主食としている国もあり、料理の材料やおやつとしても食べられています。
熟して柔らかくなった果実をそのまま食べるほか、ジャムやジュースなどの加工品にして食べるそうです。
また、干せば長期保存が可能になり、発酵させればお酒やお酢にもなります。
デーツで作られるシロップはハチミツの代わりとしても用いられ、多くの料理に利用されてきました。
日本ではドライフルーツとして売られているのが一般的ですが、ソースなどの調味料の隠し味としても使われています。
■日本にある「なつめ」とは違うの?
環境スペーススタッフが子どもの頃、近所のおばあちゃんがよく「なつめ」という木の実をくれました。
どんぐりのような細長い形をした、りんごに似た味や食感の木の実です。
最近はあまり見かけませんが、みなさん知っていますか?
このなつめは、デーツと似ていますが全くの別物です。
なつめが日本や中国などのアジアに生息するクロウメモドキ科の植物であるのに対し、デーツはヤシ科の植物であるという違いがあります。
ただ、どちらも赤くて細長い木の実なので、とてもよく似ていますね。
■デーツは何が良いの?
デーツには、豊富な食物繊維が含まれています。
消化吸収を良くして、腸内環境も整えてくれるでしょう。
また、ミネラルが多く、特に貧血予防に効果的な銅が豊富な果物です。
そのほか、抗酸化作用のあるβカロテンや、エネルギー代謝を助けるマグネシウム、二日酔いに効くナイアシンまで、あらゆる栄養素が豊富に含まれています。
免疫力も上げてくれるため、貧血になりやすい女性だけでなく男性にも嬉しい食べ物ですね。
■ストレスが溜まった時のおやつに最適
デーツには、パントテン酸という成分が含まれています。
これはストレスに対抗するビタミンといわれており、現代人に必要な栄養素と言えるでしょう。
ストレスが溜まるとついつい食べすぎてしまうという人は、おやつをデーツに変えるだけでストレス解消になるかも!
さらにデーツはしっかりとした甘さがありながら血糖値の上昇が控えめなので、糖尿病予防になります。
他のドライフルーツと比べてもカロリーが低いのも、ダイエッターには嬉しいポイントですよね。
デーツの甘さの秘密はブドウ糖。
ブドウ糖は脳の栄養になるため、集中力アップにもつながるそうです。
疲れた時はデーツでおやつタイムですね♪