秋になるとどこからともなく香ってくる、甘くフルーティーな香り・・・。
環境スペーススタッフは、キンモクセイの香りが大好きです。
最近は、コスメやルームフレグランスなどでキンモクセイの香りをイメージした商品も登場していますが、やっぱり本物の花の香りには敵わないと思います。
今回は、キンモクセイの香り成分について環境スペーススタッフが詳しく調べてみることにしました。
■キンモクセイとは?
モクセイ科に分類される花木で、漢字では「金木犀」と書きます。
中国から渡来した「ギンモクセイ」の仲間だといわれていますが、はっきりした来歴は分かっていないそうです。
今ではキンモクセイの方がメジャーですが、もともとはギンモクセイの変種であったという説があります。
9月下旬から10月上旬に香りの強いオレンジ色の小さな花を咲かせ、日本人にとってなじみ深い樹木です。
■キンモクセイの香り効果は?
キンモクセイの香りは、古くから香水や化粧品として使われてきました。
香り成分としては世界トップクラスの強さがあり、精油はリラックス効果や安眠効果があるといわれています。
他にも鎮静、抗菌・抗酸化・抗炎症作用があり、老化防止作用も期待できるでしょう。
甘いフローラル調の香りですが、環境スペーススタッフはバラやラベンダーよりも落ち着いた気分になれる香りだと思います。
よくある「フローラル系」は爽やかな少し酸味の感じる花の香りですが、キンモクセイはもっと豊かで濃厚な甘さが際立つような香りです。
ヨーロッパではこの香りが潜在意識を高めるとされ、願いを叶える、心を開くというスピリチュアルな香りとして知られています。
また、最近ではキンモクセイの香りで食事の量が抑えられるという研究結果も。
空腹感を減少させ、ダイエット効果があると認められています。
■キンモクセイのお酒やお茶もおすすめ
原産国の中国では、白ワインにキンモクセイの花を漬け込んだ「桂花酒」が親しまれ、楊貴妃が愛飲していたと言い伝えられています。
「桂花茶」はキンモクセイの花を乾燥させたハーブティーで、ふくよかな香りを楽しむことができるでしょう。
キンモクセイの香りにはアンチエイジング効果もあるので、美容が気になる人はぜひ飲んでみてくださいね。
心がポカポカするようなキンモクセイの香り。
お散歩中にふわっと香る良い匂いに、環境スペーススタッフはつい足を止めてしまいます。
肌寒い日、ほっと一息つきたい時にはキンモクセイを使ったお酒やハーブティーもおすすめですよ♪