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日本の神様はどこにいる?仏教とは違う独特の宗教「神道」

環境スペースは時々、神様ってホントにいるのかな…と思うことがあります。
願い事がある、ここぞという時に力が欲しい、そんな時に「神頼み」をする人もいますよね。
誰しも、思わず手を合わせて「神様!」と心の中で祈ったことがあるのではないでしょうか。
宗教や国によって「神」の定義は違いますが、それぞれ別の神様がいるのか、それとも唯一神が人によって異なる姿に見えているのか…
考えだすとキリがない、人類の永遠の謎だと環境スペースは思います。
今回は日本人が考える神様について、歴史に登場する文献などから調べてみることにしました。

 

 

■日本の「神様」とは?

日本固有の宗教に、「神道」というものがあります。
森羅万象そのものが神であるとするもの、八百万の神が登場するものなど、いくつかの宗派があるようです。
神様の顔がはっきり見えた形で絵画に登場したのは、江戸時代からだといわれています。
それまでは雲で神様の顔が隠れていたり、山や岩などの自然を「神が宿るもの」として表現したりする文化がありました。
人型になって描かれたのは仏教の影響によるもので、日本に仏像が伝わるまでは「神=人の姿」という概念すらなかったのではないかと考える学者もいます。
古代の日本人にとって、神様は「一般人よりも高貴な誰か」というより、この世界そのものだったのかもしれません。


■神社の「ご神体」とは

仏教の場合、仏像に向かって拝みますよね。
仏様を見える形にして、その像を仏様そのものだと思って願いを込めるわけです。
神道の場合、古代では自然にあるものに神が宿ると考えられていました。
だから日本の神様が祀られている神社では、岩や樹木を神様の「依り代=ご神体」として安置しています。
社殿が建っている山そのものをご神体とする神社、近くに流れる川や滝をご神体とする神社もあります。
太陽を司る「天照大御神アマテラスオオミカミ)」を祀る神社では、象徴とされている鏡をご神体とする場合もあるでしょう。
仏教が浸透してからは、神道でも神の姿を模した「神像」が作られるようになりました。


■日本の神様は「見てはいけない」?

日本人にとって、神様は空であり太陽であり、山や川、樹木や岩です。
自然そのものが神であるので、「この方が神様です」と特定できないのも無理はありません。
神様は目には「見えないもの」、「見てはならないもの」であるという考え方もできます。
お釈迦さまはもともと人間ですが、神様は違います。
それが仏教と神道の大きな違いの一つです。
だから日本の神様は長い間、像や絵画にならなかったのかもしれません。
環境スペースは、とてつもなく大きな存在の神様をちっぽけな人間の姿に例えること自体が愚かなことだったのかな?と思いました。

 

 

最近では、江戸時代後期頃に描かれた神様の姿をキャラクターデザインに取り入れているアニメやゲームもあります。
自然にあるものを神の依り代とするのも神秘的ですが、やっぱりキレイなお姉さんの方が好き♪っていう人が多いのかな?
なんだか日本の神様ブームが起きそうだな、と環境スペースは予感しています。