6月には祝日がないので、「一年で一番つまらない月」だと環境スペーススタッフは子どものころから思っていました。
でも実は、昔から6月になったら行うこと、6月といえばコレ!というものがたくさんあるそうです。
今回は環境スペーススタッフが、6月にある行事や風物詩についてご紹介しましょう。
■6月1日は衣替え!
幼稚園や学校など制服があるところでは、6月1日から夏服に変わるところが多いようです。
いわゆる「衣替え」は、平安時代に中国から伝わったとされる習わしでした。
宮中行事の一つとしても数えられており、江戸時代には庶民にも広がっています。
今でも6月に衣替えをするのが一般的ですよね。
■今年は6月18日!父の日
6月の第3日曜日は、父の日に制定されています。
きっかけはアメリカ人女性が父親にも感謝するべきだと提案したことでした。
この時母の日はすでにありましたが、父の日は1972年にアメリカで正式な記念日に、日本では1980年ごろから国民的な行事として浸透しました。
■6月21日は「夏至」
毎年6月21日~7月7日頃、北半球において一年で最も昼の時間が長い日を「夏至」といいます。
今年は6月21日であり、この日から7月6日までの16日間が夏至の期間です。
「太陽のパワーが一年で最も強くなる日」とも考えられており、寒さが厳しいスウェーデンなどの北欧の国では太陽の恵みに感謝する日として知られています。
各地で夏至祭が行われますが、日本でも三重県伊勢市の二神輿玉神社のお祭りが有名です。
夏至から11日目(半夏生)までには田植えをして、作業が終わると小麦粉で作られた「半夏生餅(はんげしょうもち)」を食べる風習が関西地方にあります。
また、稲の根が八方に広がることを願ってタコを食べるのも関西から生まれました。
タコに含まれるタウリンには疲労回復効果もあるので、夏バテ予防にぴったりだと環境スペーススタッフは思います。
夏至を過ぎると本格的な夏の始まり。
梅雨明けももうすぐ、といった目安にもなっているでしょう。
■6月30日は「夏越しの祓」
夏越の祓(なごしのはらえ)は、毎年6月の末日に行われる行事です。
神社の境内に作られた「茅の輪」をくぐり、罪や穢れを祓う神事が行われます。
大みそかにお祓いをする人も多いですが、実は夏と冬の2回に大祓(おおはらえ)が行われています。
6月末のお祓いは夏越の祓、12月末のお祓いは「年越の祓(としこしのはらえ)」といい、神社などで祈祷や神事を体験することができますよ。
6月にもたくさんの行事があったんですね!
本格的に暑くなるまであと少し、短い期間を楽しみたいと思います(*^^*)