暑くなってきて、そろそろ熱中症や脱水症状について気を付けなければならない季節になりました。
最近は、水分やミネラルを補給することの大切さがテレビ番組などでも紹介されていますよね。
汗をかいたら水を飲もうと昔から言われていますが、喉が渇いていなくても水を飲む、というのも常識になりつつあります。
今回は環境スペースが、適切に水分補給するコツについて解説しましょう。
■一日どれくらいの水分を摂れば良いの?
成人では、体内の60%を占めている水分。
体温の調節や、全身に栄養素を運ぶ重要な役割があります。
1日に必要な水分量は、2.5リットルというのが一般的な目標値です。
ただし、スポーツをしている人や、肉体労働などで日常的に汗をかく人、代謝が良い人はそれよりも多い水分を摂る必要があります。
2.5リットルと聞くと多いような気がしますが、全てを飲み物で摂取しなければいけないわけではありません。
食事からも1リットルほど摂取でき、代謝によって0.3リットルの水分が発生するといわれています。
実際は1日に1リットル以上飲んでいれば、十分足りていると考えて良いでしょう。
環境スペースは、夏場はさらに500ミリリットルほど、運動をしてたっぷり汗をかいた日は約1リットルを加えた量の水分補給をおすすめします。
■水分不足は何が悪いの?
水分が不足している状態を「脱水症状」といい、体内に熱がこもってしまう熱中症を引き起こすこともあります。
さらに水分不足が慢性的になると、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まるでしょう。
子どもは大人に比べて水分量が多いですが、代謝も活発です。
大人より多くの水分を排出してしまうので、脱水症状や熱中症に注意が必要です。
また、高齢者も喉の渇きを感じにくく、いつの間にか脱水症状が進行してしまうおそれがあります。
保育者・介護者は、本人が喉の渇きを訴えなくても定期的に水分を補給させましょう。
■こまめに水分を摂ろう!
水分不足を予防するには、水分補給をする時間を決めておくのが環境スペースのおすすめです。
朝起きたら必ず水を飲む、1時間おきに水分補給タイムを作るなど工夫しましょう。
食事からの水分補給も大切なので、汁物をプラスしたり、みずみずしい果物や野菜を食べたりするのも良いですね。
汗をかいた時は、水分と一緒に塩分や糖分も補給できるスポーツドリンクを飲みましょう。
運動やお風呂の前後、夏場はいつもより多めに水を飲むよう意識するのもポイントです。
日常的な水分補給は、水か麦茶が環境スペースのおすすめです。
カフェインのある飲料は利尿効果があり、さらに水分不足を引き起こしてしまいます。
スポーツドリンクも糖分が多いので、飲みすぎには気を付けましょう。