この時期、春を告げる梅・桃・桜の花が可憐に咲き始めます。
どの花も一見似ているため、とても間違いやすいです。
多くの方が、梅や桃の花と知らずに桜だと誤解した経験があるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、梅・桃・桜の花を見分ける方法を環境スペーススタッフが紹介していきますよ。
「梅・桃・桜の花の見分け方が分からない!」という方は、参考にしてみてくださいね。
■梅・桃・桜の花の特徴比較
①梅
開花の時期:1月下旬~4月下旬
つぼみの形:丸い
花びらの形:花びらが丸い
花の付き方:枝に付け根に花が咲く
花芽の個数:1個ずつ
葉っぱの形:フチがギザギザした楕円型
幹の樹皮と模様:ゴツゴツとした樹皮で割れ目が不揃い
②桃
開花の時期:3月上旬~4月下旬
つぼみの形:丸みがある
花びらの形:楕円型の花びらの先が尖っている
花の付き方:枝全体に沿ってたくさんの花が咲く
花芽の個数:2個
葉っぱの形:楕円型で長め
幹の質感や模様:樹皮に薄っすらと横縞がある
③桜
開花の時期:3月中旬~4月下旬
つぼみの形:細長い
花びらの形:楕円型の花びらで、先端がハート状に割れている
花の付き方:枝の先端側にたくさんの花が咲く
花芽の個数:2個以上
葉っぱの形:フチがギザギザした大きめの楕円型
幹の質感と模様:樹皮に薄く横縞がある
このように、梅・桃・桜はつぼみや花びらの形、花の付き方などの様々な特徴から見分けることができます。
つぼみの状態であれば、つぼみの形や花枝の有無でどの花なのかを判断してみてください。
■花の付き方と花びらの形を観察しよう
開花している場合には、花の付き方と花びらの形を観察しましょう。
梅は花芽が1つしかないので、桃と桜よりも花の量が少ないです。
桃は花芽が2つなので、梅よりもたくさんの花が咲きます。
桜は花芽が多いので、この中で一番華やかに咲く花となっています。
このように覚えておくと見分けやすいので、梅・桃・桜を見分ける時の参考にしてみてくださいね。
また、梅は良い香りがするので近づくと匂いで分かるかもしれませんね。
それぞれの花を観察して、自分で花びらのイラストを1度描いてみると違いが分かりやすいのでおすすめです。
大人になっても案外間違いやすい梅と桃と桜の花。
それぞれの特徴を知ることで、見分けられるようになります。
花びらの形や花の付き方を重点に観察するのが簡単に見分けるポイントです。
「見分ける自信がない」「どれも桜だと思ってた」という人は、紹介した方法を参考にして花を特定できるようになってみてくださいね。