緑が生い茂る季節になってきました。
田舎のあぜ道を歩いてみると、様々な野草に出会うことがあります。
雪解けの頃、ふきのとうなどの山菜を採りに行く人もいますよね。
では初夏の頃はどんな野草が見つかるでしょうか。
今回は、環境スペースが5月に食べられる野草を探してみることにしました。
■サラダやソテーで!「たんぽぽ」
公園や川原など、日当たりが良ければどこにでも生えるたんぽぽ。
子どもの頃、夢中で摘んだという人もいるのではないでしょうか。
馴染み深い植物です。
たんぽぽには昔から日本にある「在来種」と、外国の品種が繁殖した「外来種」があります。
花びらの下、総苞片部分が反りかえっているのが外来種です。
苦味が強く、生食には向かないので気を付けましょう。
サラダなど生で食べるなら在来種がおすすめです。
バターで炒めるソテーや天ぷらにしてもおいしいので、ぜひお試しください。
■にんにく好き、らっきょう好きなら!「ノビル」
畑の周りや土手などに自生するノビルは、ネギのような長い葉が特徴です。
しかし、食べられるのは葉の部分ではなく、根元。
玉ねぎのような形の直径2cmくらいの部分が食べられます。
環境スペースのスタッフが食べてみると、にんにくやらっきょうに似た味でした。
そのままだと少し辛味があるので、炒め物にするのがおすすめです。
ピクルスなどの漬物もおいしいですよ。
■ピリッとクセになる!「クレソン」
西洋料理の付け合わせとして有名なクレソン。
実は日本の河川敷でも見つけることができます。
丸みを帯びた葉に、菜の花のような形の小さな白い花が咲きます。
葉の色が濃く、茎が太いものを選びましょう。
収穫した後は茎が曲がりますが、水に浸すとシャキッとします。
サラダや付け合わせのほか、胡麻和えもおすすめです。
■油炒めがおいしい!「イタドリ」
山や道端に生えるイタドリは、若い葉を傷薬にして使っていたことから「傷み取り」、「イタドリ」と呼ばれました。
茎に赤い斑点があり、茎を折ると「ポン」という音がします。
酸味があり、地域によっては「スカンポ」と呼ぶことも。
皮をむいてアクを抜く下処理をした後、油で炒めたり煮物にしたりして食べます。
■全部食べられる!「カラスノエンドウ」
葉や花、豆のサヤなど、食べられないところはないといわれるカラスノエンドウ。
空き地や家の庭に生える雑草として知られていますが、昔は食用に栽培されていました。
環境スペースのおすすは天ぷらで、鮮やかな緑色が楽しめます。
サヤを茹でたり、熟した豆を炒めたりして食べるのも美味しいです。
食べられる野草を調べてみると、よく見かける植物ばかりで驚きました。
みなさんもお散歩の途中で見つけたら、ぜひ食べてみてくださいね♪