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8月の手仕事♪縁起物の菊酒を漬けこもう

来月9月9日は、「長陽の節句(菊の節句)」です。
日本の四季を彩る節句は、奈良時代に中国から伝わった陰陽五行説がもとになったといわれています。
長陽の節句は数字のなかで最も大きい奇数(陽数)である「9」が重なる日であり、縁起が良いです。
不老長寿を願い、古来中国の頃から薬効を持つ植物として知られる菊の花を楽しむ風習があります。
菊の花びらを浮かべた「菊酒」を飲むと長生きするといいますが、独特の香りが好きなら菊を漬けた本格的なリキュールも環境スペースのおすすめです。
今回は、8月に作り始めて長陽の節句に飲み頃を迎える菊酒のレシピをご紹介しましょう。

 

■菊のパワーを凝縮!菊酒の作り方

【材料】
・密閉瓶(きれいに洗って乾かし、焼酎などで殺菌しておく)
・食用菊 100gくらい
・焼酎(アルコール度数35度以上) 800CC
・氷砂糖 100g

①食用菊を水洗いし、ざるに上げて水気を切る
②1輪ずつペーパータオルで水気を拭き取る
③密閉瓶に氷砂糖を入れる(瓶が割れないよう静かに!)
④食用菊の花びらを根元からむしるようにしてガクから外し、乾いたキッチンペーパーの上に置く
⑤すべての花びらを外したら、密閉瓶に移す
⑥密閉瓶に焼酎を注ぎ、フタをして冷暗所で保管する
⑦時々混ぜ、1ヶ月ほど漬け込んで全体が黄色くなったら完成
⑧花びらを瓶から取り除く

菊酒に使うアルコールは、ホワイトリカーなどクセのない果実酒用の焼酎が環境スペースのおすすめです。
今回ご紹介したレシピで作ると甘めのお酒になります。
氷砂糖の量はお好みで調節してください。
レモンを加えるとさっぱりしますよ♪

 


■日本酒でも!気軽に菊酒を楽しむ方法

すぐに菊酒を飲みたいという場合は、蒸した菊の花びらを一晩日本酒に漬けるという方法も環境スペースのおすすめです。
香りが日本酒に移り、見た目も美しいですよ♪
お刺身のツマに小菊が添えられていることもあり、日本酒に浮かべて楽しむ人もいます。
菊の香りを感じられるよう、香りやクセが少ない日本酒を選びましょう。
久保田千寿純米吟醸は上品で澄んだ香りが特徴です。
口当たりがやわらかく、どんな料理にも合います。
菊酒のベースとしてもおすすめなので、ぜひお試しください。


■お酒が飲めない人はお茶がおすすめ♪

お子さんやお酒が飲めない方は、菊花茶で乾杯しましょう。
中国や韓国でよく飲まれているお茶で、消化を助け頭痛や眼精疲労にも効くといわれています。
花茶は菊の花をガクにつけたまま蒸した後、フライパンで花を転がしながら煎って作ります。
花が縮むまで乾燥させたら、カップに3輪ほど入れて熱湯を注ぎ、3分蒸らしていただきましょう。

 

菊酒を用意するなら8月から漬け込み始めます。
食用菊は品種によって夏には店頭に並び始めるものもあるでしょう。
長陽の節句には黄色い菊が使われるのが一般的なので、ぜひ探してみてくださいね。