先日子どもを連れて薬局に行ったら、「ガチャどうぞ」と言われてコインをもらいました。
薬局の隅にカプセルトイ販売機があり、来店した子どもにおもちゃをプレゼントしているようです。
最近はファミリーレストランやカフェ、雑貨屋さんなどでもカプセルトイ販売機が置いてあるのを見ることがあります。
よくあるキャラクターグッズのほか、オリジナル商品が出てくる機械も。
もしかして、カプセルトイを使った集客が流行ってる！？
今回は環境スペーススタッフが、お店がカプセルトイ機を設置する理由を調べてみました。
■イベントの来場ノベルティに！
カプセルトイは、何が出るか分からないのが一番の楽しみです。
そのワクワク感を、集客に上手く利用している企業が増えてきました。
会場にカプセルトイ機を設置し、来場者に専用コインを渡して「ぜひ回してみてくださいね」と声をかけるだけでちょっとしたイベントになります。
中にはステッカーやキーホルダーなどのオリジナルグッズのほか、クーポンを入れるお店も。
ノベルティを手渡しするのも良いけど、カプセルトイという形にするだけで特別感が出ますよね。
展示会などのブースでは、いかに人を惹きつけるかが重要です。
子どもは魔法にかけられたように引き寄せられ、大人も懐かしさでつい手が伸びてしまう。
カプセルトイにはそんな魅力があるでしょう。
■待ち時間のストレス解消に！？
人気のお店は、行列になることも。
ただ待たせればお客さんをイライラさせ、小さなお子さんはぐずってしまう子も多いでしょう。
そんな時にカプセルトイ機が一台あれば、ストレスから少しだけ気をそらせるかもしれません。
話題のキャラクターグッズのほか、お店限定のオリジナルアイテムもお客さんの興味を引くことができます。
お子さんは、手に戦利品を持っているだけで意外と落ち着くものです。
大人のお客さんには、例えば人気ラーメン店であればトッピング無料サービス券とか、限定メニューが注文できるスペシャルチケットなどを入れてあげると喜ぶかも♪
■「なんとなく買い」を狙える！
人気キャラクターのカプセルトイは入手困難になりますが、ほとんどの商品は
「なんとなく面白そうだから」
「話のネタになりそうだから」
という安易な気持ちで購入されています。
ちょっと笑えるコンセプトのもの、つい手に取ってみたくなる不思議なデザインのグッズも人気商品になる可能性があるでしょう。
手軽に購入できる価格だからこそ、購入するハードルが低いのです。
まだ世に出ていないキャラクターも、2000円前後のぬいぐるみとして販売するより、200円のラバーキーホルダーにすれば手に取りやすいですよね。
カプセルトイは、金額の安さに「どれが出るか分からない」という運任せ要素を加えることができます。
コイン数枚でワクワク感を得られ、その時間を有意義なものに変えられるのです。
なるほど、カプセルトイは効果的なマーケティング活動に欠かせないアイテムになりそうですね！
キャラクターごとに何台か置いてみて、どれが一番人気があるか調べるのにも使えそうだと環境スペーススタッフは思いました。
