先日、環境スペーススタッフは文具店に行きました。
のりを買いに行っただけなのですが、その文具店に置かれていたあるアイテムに目を奪われ…
気付けば1時間以上、そのアイテムについて店員さんから講義を受けていました。
そして夢中になりすぎて、のりを買い忘れて帰ってきてしまった…(笑)
今回は環境スペーススタッフが、ガラスペンの魅力について解説しましょう。
■ガラスペンとは?日本の風鈴職人から生まれた魅惑的な文具
持ち手からペン先に至るまで、全てガラスでできているペンがあります。
このガラスペンは、明治35年に風鈴職人の佐々木定次郎が考案しました。
独特の描き心地やインク持ちの良さで機能性が高く評価され、見た目の美しさにはアート作品としての価値があります。
落とせば割れてしまうガラスの脆さは、扱う人の所作を上品にさせるでしょう。
ガラスペンで文字を書いているだけで、エレガントになれそうですね。
小さな面積のガラスに施された繊細なデザインは、夢のような美しさ…
これが筆記用具だなんて信じられない!と、環境スペーススタッフは感動してしまいました。
■どうやって書くの?インクも芸術的すぎた
ガラスペンは、ペン先にインクを含ませて使います。
ペン先はらせん状になっており、インクに付けると溝に染料が入り込む仕組みになっています。
一度つけたインクで、ハガキ1枚分くらいの文字数を書けるとか。
万年筆用のインクもガラスペンに使用可能ですが、ガラスペン専用のインクも各メーカーから発売されています。
なかにはラメ入りのものや、独特のにじみが出るタイプも。
香水瓶のような美しい容器に詰められたインク、ご当地特産品をイメージしたカラーのインクを製造しているメーカーもあります。
環境スペーススタッフは、美しいインクを見ているだけで魔法の世界に迷い込んだような気持ちになってしまいました( *´艸`)
ガラスペンを取り扱っているお店では試し書きができるところもあるので、気に入ったインクがあったらぜひお願いしてみてくださいね。
■お手入れ方法は簡単!折れても補修できる場合がある
文具店の店員さんに聞いてみたところ、ガラスペンのお手入れは意外と簡単でした。
インクの色を変える、ガラスペンをしまう際は水で洗い流しましょう。
深めのお皿や紙コップに水を入れ、そこにペン先を浸すと簡単にインクが取れます。
あとは乾いたタオルなどで拭き取ればOK。
水の色が濃くなったら、新しいものに取り換えましょう。
ガラスペンをぶつけてペン先が取れてしまう場合がありますが、作家さんによっては補修してもらえることもあるそうです。
まずは購入店で相談してみましょう。
ただしガラスペンの本体が粉々に割れてしまえば、補修できない可能性が高いです。
この場合は新しいものに買い替えるしかないですね。
ガラスペンは触るのも書くのも怖い…
でもその繊細さこそが、ガラスペンの魅力なのかもしれません。
普通のボールペンなどと書き味が違うので、興味がある方はぜひ試し書きさせてもらってくださいね♪