イギリスのロイヤルファミリーは、他の国のニュース番組にも取り上げられるくらい有名ですよね。
世界には華やかな世界があるのだな~と環境スペースのスタッフもうっとりします。
外国には王制や貴族制度が残る国も多く、日本の皇室の考え方とは少し違うようです。
ロイヤルファミリーの呼び名に関しても、様々なものがあります。
今回は、日本ではあまり馴染みがない王族や貴族の名称について、環境スペースが調べてみました。
■王族の場合は?君主は王か女王
王室があるイギリスを例に見てみましょう。
2022年現在のイギリスの君主はエリザベス女王です。
男性であれば「王」、女性であれば「女王」が君主の称号となります。
王の正妻は「王妃」ですが、女王の夫はなんと呼ばれるのでしょうか。
正解は「王配」です。
さらに王・女王の長男は「皇太子」と呼ばれ、イギリスでは「プリンス」の称号が与えられます。
同じく長女であれば「プリンセス」です。
次男・次女以降は細かい称号のルールがありますが、「王子」や「公爵」、「伯爵」、「王女」と呼ばれることが多いでしょう。
公爵や伯爵の妻は、それぞれ「夫人」が付きます。
公爵や伯爵の子どもであれば、王子や王女、子爵、令嬢と呼ばれることもあります。
■貴族の場合は?ハリウッドスターが称号を得ることも
「王族」は王や女王の血縁関係でなければ得られない称号ですが、「貴族」は功績によって認められることがあります。
多くは王子・王女の婚姻関係などの親戚ですが、なかには国に大きな利益をもたらした者、戦争などで国を守った英雄も貴族になることがありました。
現代でも、イギリス女王から「騎士(ナイト)」の称号を与えられた王族血縁以外の人物がいます。
有名なのはシンガーソングライターのエルトン・ジョンです。
彼は音楽界に多大な功績を残したと評価され、イギリス女王からナイトの称号を授けられました。
エリザベス女王は他にも、演劇や文学の分野で活躍した著名人に大英帝国勲章などを授与しています。
厳密に言えば、公爵から男爵までの王族の親戚関係にある人物が貴族です。
功績によって称号を与えられた人物は「一代貴族」と呼ばれ、亡くなっても子どもには引き継がれません。
エルトン・ジョンが授与された騎士(ナイト)も正式な貴族ではないため、一代限りの爵位です。
イギリス王室では、王子として生まれた人物がスキャンダルによって爵位をはく奪されたり、自ら爵位を手放したりすることもあるみたいですね。
せっかくもらった称号、もっと大切にしたらいいのに・・・と環境スペースのスタッフは思ってしまいました(笑)