今年の夏は東京オリンピック開催にともない、祝日の移動がありましたね。
カレンダーが変わったことで慌ててしまった人も多いのではないでしょうか?
しかしまだ、祝日の移動は終わっていません。
今回は、まだ残る祝日の移動と、オリンピックと縁の深い祝日「スポーツの日」について環境スペースのスタッフが解説します。
■今年は祝日のチェックが必要!
まずは今年の祝日にともなう特例措置の内容を確認しましょう。
・海の日(7月19日)…7月22日へ移動
・スポーツの日(10月11日)…7月23日へ移動
・山の日(8月11日)…8月8日へ移動
海の日と山の日については同じ月の中での移動のため、そこまで大きな混乱は起きませんでした。
ところが、スポーツの日については3ヶ月も前倒しになる形となったため、どこから移動してきた祝日なのかよくわからないまま迎えた人も多かったようです。
特例措置といっても祝日が追加されたわけではないため、当然、平日扱いになる日が出てきます。
それが10月11日(月曜日)です。
元々はスポーツの日として、毎年10月の第2月曜日に設定されていました。
でも、スポーツの日って何なのでしょうか?
■そもそも「スポーツの日」って何?
「スポーツの日」という名称は2020年から使われるようになったもので、それまでは「体育の日」と呼ばれていました。
毎年10月10日と日にちが固定されていたのですが、ハッピーマンデー制度の導入により、2000年からは10月の第2月曜日を体育の日とすることとなったのです。
体育の日が祝日として制定されたのは1966年、今から50年以上も前です。
きっかけは1964年に開催された東京オリンピックでした。
当時経済発展の最中であった日本は、オリンピックの開催によって躍進し、世界に存在感を出し始めます。
そんな輝かしい成果と感動を記念すること、スポーツの重要性について認識を深めることを目的として、オリンピック開会式を行った10月10日を体育の日と定めたのでした。
体育の日が前回の東京オリンピックに由来したものだったため、2回目となる東京オリンピック開催を機に名称が改められました。
“体育”と聞くとどうしても学校の授業をイメージしてしまいがちで、本来の目的が薄れてしまうことなどが考慮され、世界的に使われている“スポーツ”を採用したのだと言われています。
確かに、体育よりもスポーツの方が海外の人たちへ説明する際もスムーズかもしれませんね。
10月11日月曜日は平日となります。
環境スペースのスタッフにも、10月11日が祝日だと思っていた人がいたので、間違えないように注意してくださいね。