新米やサツマイモ、栗やカボチャなど、秋になるとおいしいものが多く出回ります。
作物ではありませんが、チョコレートも新商品が発売される季節です。
大のお菓子好きである環境スペースのスタッフは、毎年各メーカーの力作が店頭に並ぶ光景を見ているだけでテンションが上がってしまいます。
実は、チョコレートにはおいしさだけじゃない健康パワーがあることをご存じですか?
今回は、チョコレートが持つ健康効果を環境スペースのスタッフが解説しましょう。
■チョコレートに含まれる成分は?
まずはチョコレートに含まれる成分にはどんなものがあるでしょうか。
・カカオポリフェノール
チョコレートの原料であるカカオ豆には、ポリフェノールの一種「カカオポリフェノール」が含まれています。
抗酸化作用があり、動脈硬化の予防、シミやシワによる肌の老化を防いでくれます。
他にも、疲労回復や脂肪燃焼、ストレス解消やアレルギーの抑制効果も期待できます。
・テオブロミン
カフェインの一種であるテオブロミンは苦味成分で、自律神経に作用します。
集中力を高めたり、リラックスしたりする効果があるだけでなく、血流をうながして脂肪の蓄積を防いでくれる成分です。
テオブロミンとは、カカオの学名である「テオブロマ(神様の食べ物)」に由来しています。
・脂肪酸
カカオ豆の脂肪分にはオレイン酸などの良質な脂肪酸が含まれています。
動脈硬化や高血圧を予防し、便通改善や肌のツヤにも効果のある成分で、体脂肪として蓄えられにくい性質があります。ちょ
・食物繊維
カカオ豆には便通改善効果のある食物繊維も豊富です。
リグニンは食物繊維の仲間で、腸のぜん動運動を活性化させる働きがあり、便通はもちろん、腸内環境の改善も期待できます。
■どんなチョコレートでもいいの?
お菓子の域を超えた様々な健康効果が期待できるチョコレートですが、どんなものでもいいというわけではありません。
健康効果を得るには、カカオ含有量が70%以上ある、カカオ純度の高いチョコレートが望ましいとされています。
チョコレートを選ぶ際はパッケージの成分表をよく確認しましょう。
また、健康効果があるといってもチョコレートは高カロリーな食品です。
太ってしまうおそれがあるので、食べ過ぎには注意しましょう。
チョコレートには隠された健康パワーがありました。
チョコレートを食べて健康になるなら毎日続けられそうですね。
3日坊主になりがちな環境スペースのスタッフもチョコレートなら続けられると思います。
カカオ純度の高いチョコレートは苦味が強いので、相性のいいナッツなどと一緒に取るのもおすすめですよ。